どう行くシリーズ、和歌山の後半です。前編はこちら
紀伊半島を堪能できる道のりになるでしょう。
さて見ていきましょう。
道の駅 SanPin中津 | 楽しさいっぱい日高川 地図のみ
熊野御坊南海バス・日高川線、JR紀勢本線・御坊駅より乗車、ふるさと産品前下車。1日7便(土日祝は6便)、所要時間は約30分、運賃は730円。
分け入っていきます。
【公式HP】和歌山県の道の駅 水の郷 日高川 龍游 – ランチ・バーガー・田辺・龍神 車のみ
田辺市住民バス・龍神日高川線(運賃200円)、小菅バス停が最寄りなのですが、JRの駅に乗り入れていないので他の事業者のバスから乗り継がないといけません。
参考 : 田辺市内を運行する路線バス・住民バスのご案内|田辺市
・紀伊田辺駅より龍神バス・龍神線に乗車し、柳瀬バス停で乗り換え。
接続があるのは7:20発/8:08着と12:00発/12:48着の2便。7:20の便は30分以上の待ちが出るので12:00の便がベター・・・と思ったら帰りの便がなさそうです。柳瀬までの運賃は1200円。
・御坊駅より熊野御坊南海バス・日高川線に乗車し、終点の川原河バス停で乗り換え。
こちらの接続は13:10発/14:05着の便のみ。帰りは17:44発平橋行きに乗車し終点の平橋バス停から日高川町コミュニティバス・寒川線に乗車、終点の川原河まで行き、そこから御坊行きへの接続有。川原河までの運賃は1100円。
接続便の終点の西バス停まで行くとそこから龍神バスの季楽里龍神行(後述の道の駅龍神の最寄り)に乗ることができますが、逆に言うと小菅バス停で降りられないので、二択になります。
おお、難しいですね。終点を乗り継ぐわけでなく途中のバス停で降りないといけないなど、事前によく調べておかないと乗りっぱぐれる可能性があるので気をつけないと、ですね。
さらに奥へ。
道の駅 ウッディプラザ木族館 地図のみ。森林組合が運営しているというのは珍しい感じがします。
龍神バス・龍神線、紀伊田辺駅から季楽里龍神行き乗車、終点ひとつ手前の木族館下車。季楽里龍神まで約500m。1日3便。所要時間は約80分、運賃は1730円。
山奥まで直通の便があるというだけでありがたいのかもしれません。
ただ、帰りの便が午前中2本で午後1本、午後の便は土日祝運休なので、基本的には宿泊者向けの便ではないかと思われます。ただ往復するだけなら15:10着、16:30発で折り返せるのでバタバタすることもないでしょう。が、ほかの道の駅と絡めるとすると工夫が必要ではないでしょうか。
奈良との境まで。
和歌山の道の駅 ごまさんスカイタワー | 360°パノラマビューの展望台、龍神特産品を楽しめるレストラン・おみやげ 地図のみ
龍神バス・聖地巡礼バスにて紀伊田辺駅より護摩壇山まで。4/1~11/30まで※火水除く運行、要予約。8:00発、10:50着。
・そのまま続けて乗るとすると熊野本宮方面へ
・ここから高野山方面に抜ける場合は南海りんかんバスに乗り換え
どちらも11:05発。つまり滞在時間は約15分のみで、どちらかに乗らないと山のてっぺんにおいてけぼり。
逆方面の高野山から来る場合は南海りんかんバス・高野山駅前より[12系統]高野龍神線、(急行)護摩壇山行きに乗車、終点まで。(注)急行バスは予約制となっております とのことなので要注意。1日1便、9:45発のみで10:50着。運賃2250円。やはり行くも戻るも11:05の便に乗らないと置いてけぼりになるのは一緒。
詳しくはこちらをご覧下さい。世界遺産の観光路線なので案内は豊富ですね。
護摩壇山で降りることを想定していないのか、紀伊田辺駅から護摩壇山までの運賃表示なし。まあそりゃそうか、というところではありますが。紀伊田辺駅から高野山に抜ける場合は高野山-護摩壇山の2250円込みで4890円。ということは紀伊田辺駅-護摩壇山は2640円、ということになるのでしょうか。
なお、先ほど出てきた龍神線は時刻表に護摩壇山の表記はあるものの、ひとつ手前の大熊バス停までしか行かず、その大熊バス停から護摩壇山まで14km程度ある(しかも山道)ので、こちらを利用するのは現実的ではありませんね。高野山方面から紀伊田辺駅に抜ける場合は季楽里龍神で乗り換え、とのことです。
一旦山を下りて。
みなべ町うめ振興館|みなべ町 地図のみ
HPを見る限り、JR紀勢本線・南部駅よりみなべコミバス(要予約)で、予約時に「うめ振興館まで」と言えば行ってくれそう・・・な感じです。これは実際電話しないとわからない、というところですね。
1日6便、火曜日運休。所要時間は約20分、運賃は300円。南部駅から3km程度あるので歩くのはすこししんどそうです。
紀州備長炭記念公園 | 備長炭発祥の地である和歌山県田辺市秋津川の紹介と、紀州備長炭の歴史や背景をを紹介しています。 地図と車のみ
龍神バス・龍神線、紀伊田辺駅から季楽里龍神もしくは西行き乗車、備長炭公園下車。
平日5便、土日祝3便。所要時間約20分、運賃は570円。
平日だと15:00発15:21着からの帰り17:26発、とゆっくりできるのですが、土日祝は12:00発12:21着、帰り12:46発・・・とあまり余裕のない行程しかありません。
余談:一本北の道、みなべうめ振興館からさらに山のほうに入っていくと「みなべ町立紀州備長炭振興館」があります。びんちょうタンが居るのはこっち。HP:あつあつ情報局
行く場合は↓こちらを参照。要予約。
道の駅「くちくまの」 | 和歌山県西牟婁郡上富田町の上富田町商工会 交通情報なし
JR紀勢本線・朝来(あっそ)駅より約1km。
紀勢自動車道のPAという位置づけですが、わりとアクセスしやすいほうかと思われます。なお、上富田町のコミュニティバスはありますが、事前登録制なのでわざわざ登録してまで・・・というところではあります。
中辺路を分け入っていきます。
大阪から電車でお越しの場合
JR新大阪、天王寺より紀勢本線特急『スーパーくろしお』『オーシャンアロー』にて紀伊田辺駅下車 所要時間約2時間5分
紀伊田辺駅より龍神バス「道の駅奥熊野行き」乗車、鮎川温泉下車徒歩3分
丁寧な説明ありがとうございます。
道の駅奥熊野行き(85系統)以外でも発心門王子行き(81系統)、明光バスの栗栖川行き(95系統)・新宮駅行き(91系統)でも行くことができます。紀伊新庄駅、朝来駅からも乗車可。
全て合わせて1日13便、どちらも所要時間は約30分、運賃は820円。
Facebook FB有。アクセス情報などはなし。
紀伊田辺駅より上記路線(龍神バス・熊野本宮線、明光バス・新宮駅行き)乗車、牛馬童子口下車。どちらも所要時間は約60分、運賃は1310円。
このあたり実際に行っていますので、体験記(この記事)をご覧下さい。直前を含めきちんと調べることの大切さを感じることでしょう。
至る。渋い記述にございます。
最寄りバス停は「道の駅奥熊野」。運行は上記の通りなので、所要時間と運賃を。
龍神バス・熊野本宮線
1日5便(81系統 発心門王子行き/85系統 道の駅奥熊野行き)。
紀伊田辺駅からの所要時間約2時間15分、運賃2200円。
奈良交通・八木新宮線 ・・・日本最長の路線バス線です
1日3便(302系統)。平日と土日祝で若干ダイヤが違うので注意。
大和八木駅からの所要時間は約5時間(!)、運賃は4500円。
新宮駅からの所要時間は約90分、運賃は1800円。
熊野御坊南海バス・川丈線 ・・・は案内にはありますが、本宮大社前止まり。1日9便。
大社前から道の駅まで約4kmあるので、「よし、熊野古道を少しでも歩くぞ」という心持ちでない限り歩くのはけっこうしんどいと思われます。
県境沿いを新宮方面に抜けます
熊野御坊南海バス・川丈線、新宮駅から約30分、運賃は830円。1日9便。本宮大社前からの所要時間も約30分、運賃は940円。
なお、上記は直通の51系統で、各種旅館などを経由する53系統があり、そちらは20分余計にかかりますが、宿から直接行く場合は便利です。53系統は1日2便。
山を下りて海沿いを行きます
- 和歌山県 那智勝浦町 -道の駅なち - 和歌山県 那智勝浦町 - アクセス情報なし。
まあ、なしと言ってもJR紀勢本線・那智駅併設なのでなんてことはありません。
時間も運賃もかかりますが、熊野御坊南海バス・新勝線でも行くことができます。11系統以外は遠回りをするので注意。11系統は1日8便。
JR:所要時間約20分、運賃240円 バス:所要時間約30分、運賃570円 です。
アクセス – 太地町の玄関口 観光・ランチ 道の駅「たいじ」ウェブサイト
さすが小さな町の玄関口。案内が豊富です。
太地町営じゅんかんバス|太地町観光協会(和歌山県) ・・・町営バスは概ね1時間1本。運賃は書いていないのですが、どうやら100円のようです。
JR太地駅から歩く場合は約700m。駅にレンタサイクルもあるようです。
ここから岩ラッシュ
道の駅虫喰岩 | 古座川町観光協会 地図のみ
古座川町ふるさとバス・小川線/本川線、紀勢本線・串本駅もしくは古座駅から乗車、虫食岩下車。どちらも1日3便(計6便)。運賃は100円、所要時間は約10分(串本駅利用の場合+20分)
道の駅 瀧之拝太郎(滝の拝近くの休憩所) | 古座川町観光協会 地図のみ
古座川町ふるさとバス・小川線乗車。所要時間は約60分。
https://www.monolith-web.com/ アクセス情報なし
滝ノ拝から一枚岩(逆も同じく)に行くには一旦虫食岩まで戻ってきて乗り換える必要がありますね。
道の駅 くしもと橋杭岩 | 熊野観光開発 地図のみ
串本町コミュニティバス・佐部・上田原線にて紀勢本線・串本駅もしくは紀伊姫駅、古座駅から乗車、橋杭岩バス停下車。
串本駅から橋杭岩に行く方面は7便、逆は6便。所要時間は串本駅から約3分、反対の紀伊姫駅からは約2分。運賃200円。
くしもと観光周遊バス まぐトル号もありますが、串本駅から橋杭岩まで遠回りする(所要時間約10分)上に運賃が500円。2日券が1000円で上記コミュニティバスも含め乗り放題なので、がっつり串本を周遊するならこちら。関西の天気予報でお馴染みの潮岬へも行くようです。コミュニティバスの潮岬・出雲線でも行きますけどね。
道の駅に行くだけならコミュニティバスだけでよいでしょう。なお串本駅からは約2km、紀伊姫駅からは約1.3kmです。
29.すさみ(西牟婁郡 すさみ町)
徒歩ですとJR江住駅より徒歩5分です。
・・・これ以上の説明はいらないでしょう。言うことないです。
一応補足としては、すさみ町のコミュニティバス(里野線)が江住駅からと逆方向の周参見駅、見老津駅から出ています。1日5-6便で、運賃は200円です。
道の駅 イノブータンランド・すさみ | 一般社団法人すさみ町観光協会 車と地図のみ
周参見駅と見老津駅の間なのですが、上記コミュニティバスが停まらないし、一番最寄りの黒嶋バス停からでも1.7km。どうして・・・?
同じ路線なのでふたつまとめて。
道の駅 白浜町 つばき温泉 椿はなの湯《公式ホームページ》交通のご紹介 地図と車のみ。JRもありますが中途半端。
・・・うれしのまるく並に詰め込んどる。
紀勢本線・白浜駅より明光バス・63系統(日置駅行き)乗車。逆方向の日置駅発は62系統。
椿はなの湯は椿温泉、志原海岸は志原バス停下車。各7便。
所要時間は白浜駅から椿温泉まで約25分(日置駅から約25分)、志原まで約15分(同10分)。運賃は椿温泉まで640円(630円)、志原まで900円(310円)。
なお、椿駅から椿温泉までは1.8kmとまあまあ距離があるので注意が必要です。
最後に、ザ・飛び地
14.おくとろ(東牟婁郡 北山村)HPなし
道の駅のHPはないものの、観光センターのHPは有。
JR紀勢本線・熊野市駅から村営バスが1日2往復。所要時間は約60分、運賃は800円。
朝行って夕方帰ってくるのみなので、1日のんびり滞在することになるでしょう。
熊野御坊南海バス。前編でも登場しましたがこちらでも。
熊野の山並みを分け入る龍神バス。
前編の九度山で出てきたかも知れなかった高野山周辺を運行する南海りんかんバス。
以上になります。
山奥とはいえ世界遺産。見事に路線があり、「こりゃ無理だろう」というところがありませんでした。他の道の駅もかくあっていただきたいものです。
他の方の旅行記をご覧になりたい方はこちらへ。