しののめ旅がらす

行く行かないは置いておいて、旅行のプランを練る場

ドイツ・チェコへ、ビールを飲みまくる旅・その4 バンベルク編

プラハに2日滞在後、バンベルクへ。

国境近くのヘプ(Chep)という駅でニュルンベルク行きに乗り換え。そこからさらにバンベルク方面に乗り換え・・・という行程。なのだけど・・・

 

 

ヘプ方面(終点はもう少し先)へは4両編成。混雑具合はそれなり。座席を予約していたので大変なことは全くなく、3時間ほどかけてまったり向かいます。

 

で、乗り換え。

ホームの反対側にどうやらニュルンベルク行きの列車。2両

 

ほぼドイツ方面に乗り換えなのに車両が半分になるということは、単純に密度が倍

 

車両は通勤ラッシュの山手線か!という一歩手前くらいの密度になってしまいました。人が多いだけじゃなくて大半が旅行者のようだから荷物も大きいからな・・・

これで目的地まで近ければまだいいのだけど、ニュルンベルクまで約2時間。都内で言えば東京から小田原まですし詰めの東海道線で向かうようなもんです。

東京-小田原間なら他の選択肢がたくさんあるからわざわざすし詰めになりながら行く必要ないけど。

 

車内はなんかやたら喋る上に品のないアメリカン(言葉の端々からなんとなく解る)が居たり、トイレを求めてぎゅうぎゅうの車内をこじ開けてくる方が何人も居たり(これは漏らしたら地獄なので仕方ない)で、ようやくニュルンベルクに着いた時にはなかなかの疲労感。

とはいえぐったりしている暇はなく、すぐバンベルク行きに乗り換え。バンベルクまでは約45分。今までの長旅を考えれば余裕・・・かと思ったのだけど、車両はなかなか出発しない。どうやら車両トラブルっぽい。諦めて降りるお客さんもちらほら・・・していたところ発車の合図。30分ほど遅れて出発。欠航で2時間待たされたりしたのに比べると余裕余裕、と思ってしまうあたりだいぶ馴らされているな、と感じた次第。

 

バンベルク

ようやく到着 ・・・あーしんどかった

ここからさらに歩いて15分のところに宿兼食事処、さらには醸造所まで一体になったところがあり、そこが今回の旅行最後の拠点に。

 

 

 brauerei-spezial.de

ここね。

 

 

チェックインを済まそうとしたのだけど、わりかし早い時間(5時前だったかな?にも関わらず食堂は盛況。早い夕食を楽しまれているようでした。荷物を置いて食堂に行くとちょうど空き席が。遅くなるとまた混むかも?というわけで我らもさっさか着席。

ででーん。ラオホビアー。

バンベルクといえばラオホビア。燻した麦芽で仕込むのでビール自体にスモーキーな香りが残る、という一品。独特な風味でこれがまたたまらんのであります。今回の案内役の方が「前回は食べには来たけど泊まれなかった」とのことで今回は念願叶った形。当然のことながら私は初めて。色々体験させていただけて感謝、感謝なのです。

お食事。

 

訪問は翌日だけど、向かいにも醸造所兼食堂が。バンベルクには全部で9つの醸造所があるそうな。

妖精さんが作るビール

前後して翌朝。海外ならではの小麦と農場の恵みたっぷりの朝食を。その土地ならではのものをいただくのが至福のひととき。

朝食。パンはどこでも美味しい。

この日はワイヤーマンという麦芽のメーカーへ。

www.weyermann.de

マニアック!同行の方について行く形なので私は全く予備知識なし。でも逆にそっちのほうが楽しかったりする。

で、そのワイヤーマンという会社は世界各国に輸出しているトップメーカーらしい。で、日本でもクラフトビールの盛り上がりにより、使っているところはたくさんある、と。事前に見学の予約をしていただいていて、オリジナルの缶バッジや名札をいただく。肖像権「HPに写真載せたりしますよ」的な書類にサインしていざ見学。ちなみにちゃんと見てないけどHP見たら載っているかもしれない。お暇な方は見てみるよろし。

 

麦を運ぶトレーラー。直接倉庫に投入しているところを見たりも。

工場中は企業秘密で写真撮影禁止。研究所があったり、大規模な発芽施設があったり。工場見学はどこでも楽しい。麦も用途によって20種類以上の違いがあり、麦そのものをすこし食べさせていただいただけでも香ばしいものもあり、甘いものもあり。これがビールの品質を当然ながら左右するわけで、麦芽選びももちろん大切。奥が深い。

それだけでなく、シナマー(sinamar。カタカナで検索しても引っかからない)というビールと同じ作り方をして味も香味も抜いた着色料も作っている。

Weyermann® LME SINAMAR® * – Weyermann® Spezialmalze

リスニング力は下の下だけど「コーラにも使われてますよ」的なニュアンスは感じられた。世界は広い。

 

一通り見学が終わって、構内で作ったビールをいくつか試飲させていただく。

いろいろなビールがあるのね。

定番のものからチャレンジングなものまで色々。2桁の番号じゃ足らなくなるんじゃないの?というぐらいの種類有。もしかしたら品切れしたら同じ番号の新たな品に変わるかもしれない。背番号的な感じなのかも。

 

その後お土産をいくつか買って、その後はいわゆるところの街ブラへ。

 


 

バンベルクは旧市街がまるまる世界遺産。ここも何気ない街並みを写真に収めたくなるフォトジェニックな街。角を曲がる毎にシャッターを切る、なんてことは現在のデジタルカメラ技術があるからできることで、フイルム換算すると何本になるやら。

 

前略、坂の上から

接続部だけ補修されないのかしら

夕陽差すバンベルク大聖堂内。太陽光も意図して設計してるんだろうな。

中洲に市街があり、川はよく映える。南京錠が観光地っぽい。

写真はほんのほんの一部。ほんとにたくさん撮った。いやー、日本で見られない風景・景色はやっぱり惹かれてしまいますね。

 


 

翌日(最終日)は

 

昼にここ(Schlenkerla)で飲み食いして、

www.schlenkerla.de

これもラオホね。

バンベルガーツウィーベル。タマネギに挽き肉を詰めてビールで煮込んだもの。左はマッシュポテト。

 

で、夕方にここ(Brauhaus Zum Sternla)で飲み食いして・・・

sternla.de

こいつ(手前)はラオホのヴァイツェンだったかな。

翌日早い列車で空港に向かうので早めに寝て・・・

 

だけだと何なので。

 

昼と夕方の間にちょっとバスに乗ってみました。

しかし買うところがよくわからず、バス乗ってからどうこうしようとするのはリスクが高い・・・しばしぼーっとバスの様子を眺めていたけど、バンベルク駅前の道路の反対側のバス停にチケット自販機があったー・・・

で、購入。チケットは1dayチケットが€6.8。買ってみたとはいえただ乗ってみたいだけで具体的な目的地はなく、主要な観光スポットは歩いて行けるので、なんとなく連結バスに乗ったらメイン的なところに行くんじゃないの?と思って乗ってみたら・・・

 

終点が郊外の大きな病院でした。なるほど公共交通機関

大きな病院だったのだけどKlinikum・・・clinicってことよね?診療所。

ちなみに翻訳サイトでhospital → Krankenhausと出る。違う、よねえ?

 

わからんちんです。

 

病院に用があるわけではないので、違う系統のバスで市街に戻ります。

で、ZOBに到着。

行き先案内板

ZOB=Zentraler Omnibusbahnhof の略らしい。訳すと中央バスターミナル。なるほど。観光客向け、というよりは地元の人の足、という側面が強いように感じます。

 


 

なんだか時系列ちょっと入れ替えて変な感じではあるけど、3日間、しっかり堪能したのでした。ちなみにお土産は宿近くのスーパーでプレッツェルを買いました。日本ほどしっかりしたお土産屋さんはないし、ちょっとしたお菓子でも異国のものだったら喜ばれると思うんですよね。

 

その5 帰国の途 へ

 


 
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